極早生蜜柑
蜜柑をご近所さんにいただく
お庭で採れたということで、甘みは控えめですがジューシーで美味しい♪
蜜柑ぐらいで何をキャーキャー言っているんだかって思われるかもしれませんが
オレンジでなくて蜜柑って所がポイントです。
蜜柑は私にとって思い出深い特別な果物でした。特に早生蜜柑。
早生蜜柑の定義を確認したところ、9月10月の蜜柑は極早生蜜柑と言うそうな。。。
私の叔母は50歳の若さで病死したのですが
闘病時に母が病院に早生蜜柑を差し入れたら
叔母は大層喜んで、美味しい、美味しいと
数個だけ差し入れた蜜柑を一挙に食べ
もっと持ってきてと頼まれました。
けど、当時(今から40年以上も前の話)早生蜜柑は大変に高価なもので
数個買うだけで相当な値段だったし、
在庫が豊富にあるわけでもなく
翌日の面会に持っていけなかったと
すると叔母はガッカリして
”蜜柑ぐらい持ってきてよ高いものなわけじゃ無いんだから”って
その後急逝してしまい、もう一度極早生蜜柑を差し入れる事はできなくなってしまいました。
”ああ、どんなに高くても、近所の店に在庫が無いなら
町中の店を探してでも、持って行ってあげるべきだった。”と
母と母の姉(もう一人の叔母)が後悔に後悔をし、
亡くなった叔母の命日には必ず早生蜜柑をお供えしていました。
子供心に母や叔母の後悔の念、亡くなった叔母の食べたかったであろう気持ち
そんな感情が早生蜜柑に焼き付いていて
早生蜜柑=叔母ちゃんと強く関連づけられています。
こんな風に、毎日を後悔なく生きると言う学びは随所に散りばめられているんですね。
早生蜜柑は私達家族にとって特別なアイテム
人様から頂いたということで
天の叔母からメッセージが来たなと思い
ありがたいなあと更に喜びが増しました。
後悔なく日々を生きる
そのポイントは沢山あると思いますが
今日の、今の自分の心に素直に従って生きるを積み上げる
先ずはそこからスタートって
極早生蜜柑を貰った私の言葉のリレーでした。
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